大事にされなかった生き方、大切に守られる女

世間のどこにでもある女の人生、泣き笑いしながらのそれを書く

随筆、詩を書こうと思います。
大事にされなかった人生、大切に守られているいまの人生、明日はわからないけれど、それを書くこの作品は残そうと思います。

随筆「薄夜」

      生活と生存  その一
家主と仲介屋にボロアパートを追い出されようとしている。次に行く金もなくホームレスの皆さんとおなじようになろうとしている。わたしら夫婦は生活保護受給者なので、もう、これ以上飛び込む先もない。この事情を知って追い出そうとして必死になっている。
私に向けた憎悪か恨みが異常に深いらしく(退去命令)という手紙も大家からきた。私が契約更新を、大家から拒絶するその決断と理由を大家に文書で出せと通告していたので、それの返答がきたのだろう。
幼稚かバカか知らんが、7月末で出て行けと書いている。これには1から4までの条件が付され、私がそれを解決すればよろしいとかも書いている。下手くそな日本語で書かれているがバカの言いたい事は読める。


その一は、・・・5月はじめ契約更新をしなかったのは私のせいでそれを完結せいと書いて  ある。あの日、更新に不足する金の相談に仲介屋まで出かけた。従業員のオバサンとそれの話をはじめたのだが面積の大きな顔の男がすぐに割り込んできた。「金がないからすぐ出て行け」こいつはそれしか言わなかった。こんなバカは人生ではじめてではなかったが、昔なら、とんでもない事になった。しかし、もうカタナは抜かない。年老いたのではない、大事な妻を守り静かに暮らしたいからだ。
バカの乱入で更新どころではなくなったが、このバカはそんな事は言ってないとウソをつき始める。深い思慮もなく幼稚な会話をするこのバカについて後日、二回目に仲介屋に行ったときオバサンとの会話、
「あの顔のデカい、バカは、ここの社長である婆さんの息子か」
「ちがいます」
「それなら、役員だな」
「ちがいます」
「ただの勤め人かあ」
「そうです」
これもウソだとすれば、まともな会話など成立しない。
この仲介屋はインターネットの番組にCMをながしている。そこに、このデカイ顔が出てくる。商売における誠実さもみえる人相なのだが、私にみせたそれはバカ坊ちゃん丸出しであった。
これが更新の席をぶっ壊したのに、私がこれの原因だと大家がから手紙がくる。これも相当な馬鹿かもしれないな。顔も見たことないが、いづれ、これの脳みそも知ることになるだろう。        続く

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