大事にされなかった生き方、大切に守られる女

世間のどこにでもある女の人生、泣き笑いしながらのそれを書く

随筆、詩を書こうと思います。
大事にされなかった人生、大切に守られているいまの人生、明日はわからないけれど、それを書くこの作品は残そうと思います。

随筆「薄夜」

          


           妻への心
昨日訪問看護に来ているその女にむけ妻がたおれた。女は正しいことをやっていると言いにうちにきていた。私はその危険な失神を繰り返しているとそれらには伝えていた。これが判らんのなら「おまえら遊びに来ているのか」と、なんとか助けてくれいい、と言うのでなく、バカすぎるからと激怒していた。それの言い訳にきている女にむけ妻はたおれた。
「さわるな」
びっくりして抱き起そうとするそれに恫喝した。こんどは、
「明美さん、大丈夫ですか」
これを言う。
「黙っとれい、もの言うな」と、激怒した。


「お前ら、妻のミズムシでも見にきたているかあ」と、やったのは数か月前のことだった。
生きているのもつらい妻に「きよう、買い物にいきましたか」と、バカげた声かけをしていた。あれがあったがまだ来ている。


「そちらから来なくていいと言っていただけなくては、うちからやめるとは言えないんです」きのうもこれ言っていた。
「バカ、何が起きているのか、お前らで会議せいと言っているのだ、その結論で脳なしだからもうやめます、お前らでそうすればいいだけのことだ」
「はい」
なにがハイだ、まともな会話にもならん。


「正しいことをやっています」
これを言うためにうちに来ている。


ここのうちの奥さんは普通に元気です、そう医者に伝えていた。昨日はそんなバカにむけ妻はたおれた。
バカはバカだからそんなのどうでもいいが、先週には終わりにしてくれた思った命がけの失神を月曜日にまたやった。


なにかが、私を打ちのめそうとしているようだが、妻への心はあの世までもっていく。

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