大事にされなかった生き方、大切に守られる女

世間のどこにでもある女の人生、泣き笑いしながらのそれを書く

随筆、詩を書こうと思います。
大事にされなかった人生、大切に守られているいまの人生、明日はわからないけれど、それを書くこの作品は残そうと思います。

随筆「薄夜」

          


           絶望
「大国の興亡」上下巻ポール・ケネディー著の本がある。原著はランケの「強国論」である。ケネディーは明王朝やハプスブルグ家から書き始め今日の核の時代で結んでいる。最後の文章に、ビスマルクの(時の流れ)、を引用している。


私は歴史家や軍事研究家でないので戦争論は書かないが(時の流れ)はよく使っている。ビスマルクのいうそれとは違うが、第二次世界大戦後にやった人類の猛ダッシュ、これを時の流れと呑気に言ってない。


なにをすき好んで地獄の入り口へと走っていくのかこれを愚かな欲望という、これは、あらゆる面で地獄に当たるが、過去に「戦争論」を書いた人たちは、まさか突き当たりがあるとは知らなかったのだろう。


人類の絶望の一つに核兵器がある。こんなものを爆発させれば地球大気は宇宙に飛び出してしまう。過去の人たちはこれを知らなかった。
私は戦争論も読むがあまり熱心でない。なぜなら、その本に絶望というのがない。


ビスマルクの言った(時の流れ)とは、人類にまだ寛容といのがあったからであろう。
クレムリンの言った(核戦争の用意もしている)、これには冷酷・残忍、おまけに人類絶滅というのもある。


流れでなく(時を停止させる)、こんな戦争論も書けるが、そんな絶望しかない本などアホらしくて作らない。

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